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光る君へ17話「うつろい」の感想と考察メモ まひろが「筆をとらずにはいられない」と気づく

毎週、日曜日の夜は20時からNHK大河ドラマ「光る君へ」を見るのが楽しみです。

4月28日放送の「光る君へ」第17話「うつろい」の感想と考察を書きます。

今週は現在の日本の政治関係である衆院3補欠選挙の開票特集のあと20時10分からの開始となりました。

好きなドラマがあると楽しいですね

いい関係のまひろと道長

冒頭でまひろの従者の乙丸(矢部太郎さん)が、まひろが疫病から回復したことを喜び、伝えた方がよいと自分で判断し、まひろに「姫様を一晩寝ずにご看病されたのは道長様でございます」と伝えます。それを聞いたまひろはうれしそうな顔をしました。

また道長も従者の百舌彦(本多力さん)にまひろのようすを見に行くように伝えます。まひろは百舌彦が家にきたことに道長の自分への思いを感じて喜んでいるようです。

まひろは、疫病の蔓延するあの場になぜ道長がきたのかを考え、7年前に道長が「地位を得てまひろの望む世をつくるべく」と話していたことを思い出しました。

ここで少し切なく、でも面白いのは、まひろも道長もまわりは何かを感づいているのに、そのそぶりを全く見せないことでした。まひろは父から勘繰られても笑って否定し、道長は正室の倫子(黒木華さん)から「あの夜、どこに?」と聞かれてもごまかしました。二人は特別な絆で結ばれているのだと思いました。

救い小屋をつくるために尽力する道長

道長は、疫病の対策のために救い小屋をつくるように関白の道隆に願いますが、断られます。民の災難はやがて自分たちにもふりかかるという道長のまっとうな進言に、おごる道隆は聞く耳をもちませんでした。

自前の財政でやれと道隆から言われた道長を助けて財政援助したのは倫子でした。倫子の道長を思う健気さが伝わりました。

そのうち、道隆は病にかかり、寿命がつきようとするなか、元号を変える、息子の伊周(三浦翔平さん)を内覧につけて関白への道をつけようとするなど若い帝に働きかけて暴走をはじめます。

さすがに帝もそのままいいなりにはならないと、娘の定子(高畑充希さん)に早く皇子を生めと迫り、「毎夜のお召しに応えています」と子作りに励んでいることを答えますが、「足りない 足りない 足りない まだまだ足りない」と、今でいうマタハラの言葉を浴びせました。権力の維持に目がくらむ人間はここまで醜くなるのかと思いました。

やがて、最後に道隆は43歳で亡くなりました。さまざまな研究によると糖尿病だったそうですね。

道隆は亡くなるときに、妻の貴子が若いときに道隆に詠んだ「忘れじの 行く末までは 難ければ 今日を限りの 命ともがな」の歌を思い起こしました。

この歌には「いつまでも忘れない・・というあなたの言葉が、遠い将来まで変わらない・・ということはないのでしょう。 だから、その言葉を聞いた今日限りで命が尽きてしまえばいいのに」という気持ちを詠んだものということ。

道隆の姉の詮子(吉田羊さん)も兄上は若い頃はやさしかったと話していたと思いますが、若い頃は晩年とは違ったのでしょうね。

父の兼家といい、道隆といい、息子の伊周といい、権力の頂点に近づくとなぜこうもおごるのか、それは宿命か、これからの次の関白の動向が楽しみになってきます。

話の流れでは、道兼は民を思うように変化してきていましたし、道長も民を思う姿勢は一貫していますね。まあ、史実を学べばだいたいの進み方はわかるものの、ドラマとしてはこれからがまた楽しみです。

自分の書いたものが人の心に届いた

今回の最後にとりあげられたテーマはまひろが物を書きたいとはっきりと思いはじめることでした。

前々回に石山寺の帰りにさわがまひろを避けるようになったあと、実はまひろからさわに送り続けていた手紙をさわは書きとっていました。それはひろへのあこがれの気持ちであり、書き写した手紙をもってきてまひろに謝罪し、これからもなかよくしてほしいと頼み込み、二人は和解しました。

そこでまひろが自分の書いた文章がさわの心を動かしたことに気づきます。

そして「書くことの何か」「何を書きたいのかはわからない けれど筆をとらずにはいられない」と印象的な言葉を発して筆をとりはじめます。

まひろは若いころから、散楽の直秀らに「おかしい」(面白い)話を提供するなど、物書きとしての才能を見せていましたが、ここにきて自分が書く文章の力をはっきりとつかんできたように思いました。

今回のテーマである「うつろい」は道隆の死による権力のうつろいとともに、まひろが「生まれてきた意味」をつかみ始めるうつろいでもあるのかと思いましたがどうでしょうか。

今週のえっ?と笑ったところ

清少納言(ファーストサマーウイカさん)に公卿の藤原斉信(金田哲さん)がしつこく言い寄る場面で、清少納言が「深い仲になったからといって、自分の女みたいに言わないで」「そういうことをネチネチ聞くあなたは本当に嫌」と話す場面があって現代的な言葉にえっ?と笑いました。

斉信は清少納言の胸をさわったり、拒否している清少納言にキスをしようとしたり、気持ちの悪い自惚れ男のふるまいでしたが、それをピシャリと拒絶する清少納言の姿は痛快でした。こういうときに振られる男性はみじめな感じですが、金田さんはお笑い芸人ながらイケメンな方なので、かっこよく(?)迫って無残にふられる姿は適役かと思いました。けっして金田さんはそうではなく役を演じているだけだと思っています。

 

次回予告では道兼も倒れる場面が写ったような。まだ5月で大河ドラマは折り返しにも至っていません。これから道長がどうなっていくのか、まひろがどのように源氏物語執筆に向かっていくのか、毎週楽しみです。

 

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