やまださんのブログで特に「本のレビュー」を書かせていただいているアキです。
私はマッサージを本業にしています。キック🦵にも通っています。体動かすの大好き🦾👩🦰。
やまださんといっしょに、このブログを盛り上げていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします✨
寒い日々ですね。震災にあわれた皆様のようすをニュースなどで知ると本当に心が痛みます。私は少しずつですが募金をしています。少しずつでも改善して、やがて復興されていくことを願いいます。
私はマッサージ、ボディケアのお店で働いていますが、お客様のお話を聞くのが好きです。
あるお客様のお話が印象深かったので書きます。
喧嘩せず
お客様をAさんと書きます。
会社員のAさんの上役の人が何かといえば自分を守り、相手を言い負かそうとする人だそうです。
Aさんは、喧嘩をしない道を選んでいるのだと聞きました。相手の顔をつぶすことはしないのだと。最後に自分の意見は言うのですが。まあ受け止めるかどうかは相手次第という感じということで肩の力が抜けた対応でいいなと思いました。
Aさんに、どうしてそう考えるようになったのですか?と聞くと、カーネギーの「人を動かす」という本の影響を受けたと答えられました。
それで、私も「人を動かす」を購入して読んでみました。この本には「議論を避ける」という項目がありました。
議論を避ける
そこにはこう書いてありました。
議論をして論破して勝っても、理詰めで反撃されて負けても、相手との関係で「勝つ」ことはできない。
負けた方は自尊心を傷つけられ、憤慨し、意見は変えない。
議論に勝つ唯一の方法は議論を避けること。
私は欧米文化は、論破してこそ勝者!と考える人が多いような先入観があったので、意外でした。
Aさんは物腰は柔らかく(お体はかたいのですが。。)方で紳士的なのですが、自分の考えも落ち着いて話される方なのです。
いつも自分よりずっと若い私のことも理解しようとし尊重していただいています。私は本当に無敵な人というのは、相手を理解し、尊重できる人なのだと学ばさせていただいています。
Aさんの上役の人のように、なんでも人を言い負かそうとする人は、やがて人気がなくなるでしょう。
私は「人を動かす」を読んで、まず共感すること、それが無理でも、相手の考えは理解すること、あなたの考えは理解しましたと伝えることが大事だと思います。
おかしな人はそのうち裁かれるでしょうし、人間関係は痩せ細り、仕事もうまくいかないでしょう。誰でもすぐ喧嘩を売る人間より笑顔の人の方に行きたいですよね。
相手が欲しいものをあたえる
「人を動かす」には、人を動いてもらうには、相手が欲しいものを与えることとも書かれています。
相手が欲しいものとは何か。「認められること」(自己有用感への渇望)、「感謝と激励」(自己有用感を高めてあげる)とありました。相手の長所を探して認めて、心から惜しみなく褒めることはきっと喜ばれることですよね。
もちろん何でもいいなりではなく、意見が違うときは喧嘩や論破ではなく、自分はこう思うと冷静に伝えればよいのだと思います。
「人を動かす」には、幼い頃に教師の激励をうけたことをきっかけに大成したスティービーワンダーのエピソードなど、面白い話がたくさんあります。本の一つひとつの内容を、現実に生かすと人間関係をうまく築いていく力になるだろうと思います。
ランチ一食分で人生や仕事を気分よく変えられるって驚くほどのコスパでいい本だなあってと思います。
「人を動かす」。おすすめの一冊です。