VIVANT 第７話　新事実、伏線　乃木の野崎への言葉の意味は？

23年夏のTBS日曜劇場VIVANTが８月２７日に第７話放送を終えました。

第７話は衝撃的な展開と事前に番組公式X（元Twitter）でも書かれており、注目が集まっていました。

今回のこのブログでは、第７話で明らかとなった新事実と新たな伏線について書きます。

これまでも伏線や小ネタについて書いています。興味ある方はどうぞごらんください。↓　↓

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新事実　薫は乃木に好意をもったと描かれた

第７話では最初の２０分は日本国内で、「別班」、公安刑事がそれぞれ次にすすむ手をうちます。

接近する乃木と薫

ここで乃木(堺雅人)は薫からのメールに返事をしないでいましたが、「別班」のリーダーとしてテロ組織テントの日本攻撃を阻止するという乃木の目的(実はさらに深い目的があったことが７話最後に明らかになります)のためにバルカに渡る前にジャミーンの見舞いに病院にきます。

そこで薫(二階堂ふみ)と会い、薫の好意を感じ、薫の勤務後にまた乃木の家で二人で過ごすことになります。夕食を共にし、いっしょに皿洗いをするなかで阿吽の呼吸で2人はキスを交わしました。乃木は「初めてだったんです」と泣き、薫は頭を撫でます。この初めてはきっと「家族」を感じたことなのかと私は理解しました。

次のカットは乃木宅での翌朝に。2人で朝食作りの場面となりました。普通の理解では、二人は男女関係になったという描き方でしょう。

しかし、普通の理解ではとあえて書いたのは、私は実は乃木と薫が実は兄妹という設定かもと考えているからです。

後で乃木宅の夜に何があったかが明かされるかもしれません。どちらかが先に寝てしまい、男女関係は持たれなかったとなるかもしれません。

伏線　乃木が飛行機内で野崎に言葉の意味は？

第７話の大事な場面となるであろう場面は、乃木がバルカに向かう飛行機のなかでのことです。

野崎は乃木に亡くなった同僚を重ね

なんと、となりに野崎が座り、後ろにドラムも陣取ります。乃木はなぜ野崎が自分についてくるのか、感づいているが、野崎には会社の仕事を装います。野崎も乃木が「別班」でその先にテントがあると狙いを定めているが、それをはっきり表にださず、でも乃木に「白々しいな」とまではいいそれ以上乃木を追及しません。暗にわかっているんだぞと伝えているようです。

野崎はここで、乃木にかつての自分の同僚を重ねてみていたことを知らせます。その後輩は残念ながら亡くなったということで、そうならずに必ず薫さんのところに帰れよと励まし、薫とジャミーンの写真を手渡します。

つまり野崎は乃木に“君は命がけの任務を果たそうとしていることをわかっているが、どうか命にだけは気をつけろよ“と伝えているのです。

野崎が時々、乃木の顔を見て微笑んでいたのは同僚を思い出してのことだったようです。きっと単に乃木を軽く見ていたのではなかったのですね。

この二人の真ん中の後ろの席にいて話をだまって聞いているドラムの顔芸もなかなかのもので、話に合わせていい表情をされています。

あなたは「鶏群の一鶴」「眼光紙背に徹す」

この後、飛行機内は仮眠時間になり、そこで大事な場面が出てくるのです。

乃木は険しい顔で野崎の手にいきなりを触れ、こう語ります。

「あなたは『鶏群の一鶴』『眼光紙背に徹す』」　(22:55)。

鶏群の一鶴とは、多くの凡人の中に、一人だけ抜きん出てすぐれた人がまじっていることのたとえです。野崎に対して「あなたはすぐれている」と評価している。

眼光紙背に徹すとは、書物を読んで、字句を解釈するだけでなく、その深意までもつかみとること。 注意力や理解力が鋭いことのたとえです。野崎に「あなたは鋭い」と伝えているのです。

つまり乃木は野崎をたいへんすぐれた人物と評価し、その注意力や理解力を誉めているのです。

これを聞いた野崎は少し驚いた様子だがしっかり目を開けてだまっています。

バルカに到着してからはまた、乃木は何事もなかったように野崎と話しますが、仮眠時間に短い言葉で乃木が野崎に伝えたことは、立場を超えた最高の信頼ではないか、と私は理解しました。

つまり、これから予想を超える何かが起こってもあなたのことは特別に見ていると伝えたのだと思います。

これを黙って受け止めた野崎。野崎が乃木が評価したような人物であれば、乃木のメッセージはしっかり伝わっていることでしょう。

伏線　乃木は野崎に自分の本性を伝えた

バルカについてから乃木と野崎の二人は別行動となります。上辺では乃木は会社の仕事ということになります。野崎はバルカ警察のチンギスらといっしょに乃木とその先のテントを追います。

ここからドラマは急展開し、乃木たち「別班」はテントと会う予定のロシアの集団になりかわり、ついにテントと対峙。

「別班」優勢から乃木の裏切り

ベキの息子のノコル（二宮和也）と話し合う途中、乃木がノコルを捕らえ、一瞬、「別班」が優勢にたちます。

しかし、次の瞬間、乃木は「別班」の仲間を銃で撃ち、ノコルに、ベキ(役所広司)が自分の父親だと話し、父に合わせるように願います。

乃木の別班の仲間の黒須（松坂桃李）と乃木はテントに牢屋に入れられます。黒須は、乃木を信じて最後まで“これはベキに会うための作戦ですね”と乃木に確認しますが、乃木は首を横にふり“父に会うためにやった”と答える。

失望した黒須は「父に会いたいために国を裏切るのか！」と取り乱して乃木を責めます。

次回の予告ではノコルの命令で乃木が黒須の頭に銃口を向け、「撃て！！」と言われており、非常に展開が気になります。

乃木は野崎に事実で自分の正体を明かす

ここで、伏線となるポイントがありました。乃木は野崎からもらった薫とジャミ―ンの写真に発信機をつけて銃撃戦の現場に残しました。

これにより日本の公安部隊がこの場所にこれました。野崎は写真と発信機を手にします。

これにより、乃木が野崎に明確に「自分は別班の一員でここにいた」と知らせることになります。

先ほども書いたように乃木は野崎を優れた人物だと評価していることを伝えています。

乃木は野崎に、今後の自分の動きに気づき、立場を超えてさまざま協力してほしいと伝えているように思えました。また勘の鋭い野崎ならそれに気づいてくれるだろうと確信しているようにも思いました。この予想は、どうでしょう。

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次週第８話は、いよいよ乃木とベキが対面した展開が進みます。また乃木が本当に「別班」を裏切ったのか？も明らかになるでしょう。

第８話は９月３日の放送となります。

展開が速いですが、事実を確認しながら楽しんでいきたいと思います。。日曜日が楽しみです。

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