諸行無常

和田義盛に会いたい！　中年男が「うりん！」と泣いた「鎌倉殿の１３人」

鎌倉殿の１３人はいよいよ最終章に入り、毎週のように愛されキャラが消えていく展開が続いています。

１０月３０日放送の「義盛、お前に罪はない」では、ついに髭づらの癒しキャラだった和田義盛（横田栄司）が悲劇的な最期を迎え和田ロスとなった中年男が思うことを書きます。

髭面の愛されキャラ

義盛は、当初から北条義時（小栗旬）の近くにいて、荒っぽいが裏表のない誰からも愛される人物だったと思います。

鎌倉殿である源実朝からも信頼を得て、実朝に優しい声をかけられて大喜びする姿は、髭面に似合わないかわいらしさすら感じました。

このドラマでは天然なキャラである、義時の異母弟の時房（瀬戸康史）が義時に、「本当は和田殿が好きなくせに」「あの方を嫌いな人なんていませんよ」と語る場面がありましたが、みんなに好かれる人だったと思います。

やはり担がれたか。。

義盛の最期の話から一回前、北条義時とたたかう寸前までいったところを実朝の仲立ちでいったん和解したように見えましたが、義時が、和田義盛本人はそうでなくても、必ず人に担がれて対抗してくるという趣旨を口にしていました。

第３０話の冒頭で、その言葉のとおり、身内のあおりをうけて、「敵は北条」とすぐにのってしまうのが、いい人なのか、義時のいう通りなのか。あそこで我慢して、北条とともに鎌倉を守ると言い切ればもっと未来は変わったはずなのにと悔やんでしまいます。

妻の巴は鎧姿で登場し、ものすごい表情でたたかいます。ドラマ本編では描かれませんでしたが、ドラマ後の紀行では、その後生きのびたことが紹介されました。

それにしても、和田義盛を演じた横田栄司さんという役者さんを初めて知りました。

ネットで横田さんを検索すると、「あー、CMでまた会えるかも」とうれしくなりました。

CMの後ろで聞こえた「羽林（うりん）！」の声

そして、どこかの時間のCMででました。ソニー損保。まったく気づかなかったけど、たしかに義盛の横田さん。

険しい風貌に、あの高い声の横田さん。また、どこかで長くみられる役を演じられるのを見たいものです。

私のなかでは、あの高い声で「羽林（うりん）！」と嬉し泣きして、実朝を慕う姿が消えません。ソニー損保のCMで泣く夫の横田さんを見て、私の頭のなかでは「羽林（うりん）！」と聞こえた気がしました。（「鎌倉殿の１３人」の字幕放送の字幕は「ウリン」とカタカナで、それもかわいく見えました。。）

あー、ずっと生きて笑わせてほしかった。和田義盛。

そして柿澤勇人さん演じる実朝ももう少しで、、、、と思うとまた悲しいものがこみ上げますが、毎週見続けるでしょう。

好演をありがとうございました。

このTwitterの方の投稿に激しく共感しています↓「うりん！」

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