2022年12月に「+81 90 9362 1502」(「+81」は日本をしめす数字で最初の「0」がこれに置き換わることがあります。つまり「090 9362 1502」からのものです)から、荷物持ち帰りを伝えるSMS(ショートメール)が送られる報告がよせられています。
「お客様が不在の為お荷物を持ち帰りました。こちらにてご確認ください。URL・・・」
と怪しいURLを添付しています。
これは詐欺業者のフィッシング詐欺のメールです。
詐欺SMS(ショートメール)の見分け方
佐川急便株式会社、日本郵便株式会社、ヤマト運輸株式会社では、各公式ホームページにおいて、「当社ではショートメールによる案内は行っていません」などと注意喚起しています。
ショートメールでの案内は詐欺メールです。今回のケースのように宅配業者名までないものは完全な詐欺メールです。
【佐川急便公式サイト】 佐川急便を装った迷惑メールにご注意ください
【日本郵便公式サイト】 日本郵便を装った不審メール及び架空Webサイトにご注意ください。
【ヤマト運輸公式サイト】 ヤマト運輸の名前を装った「迷惑メール・電話」および「なりすましサイト」にご注意ください
詐欺SMSのURLを踏んでしまった場合
このメールはフィッシング詐欺を狙うものが多いとみられます。
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
もしここでURLをクリックすれば、宅配業者に酷似したログイン画面でIDパスワードの入力を求められます。
これがフィッシング詐欺の目的なので、絶対にIDやパスワードを入れないで、すぐにそのページを閉じてください。
IDやパスワードを入力してしまった場合、不正アプリをインストールした場合
不正なサイトにIDやパスワードを入力してしまった場合は、速やかにパスワードを変更しましょう。
不正アプリのインストールを狙うものも
アンドロイドのスマホの場合は、不正なアプリがインストールされることがあります。
アンドロイドスマホのセキュリティアプリは「スマートセキュリティ powered by McAfee®」です。Google Playからのみインストールが可能です。「スマートセキュリティ powered by McAfee®」ではない「セキュリティ」を装うアプリは偽物ですのでインストールしないようにしましょう。
不正なアプリをインストールしてしまい、SMSや電話、連絡帳へのアクセス権限を与えてしまうと、犯罪者が悪用できるような状態になる危険性があります。怪しいアプリは絶対にインストールしないことが大事です。
もしインストールしてしまったらすぐに削除しましょう。そして、SMSやメール、電話などの履歴を開き、不正利用されていないかどうかを確認しましょう。
アンドロイドの場合、あらかじめ提供元が不明なアプリはインストールを許可しないよう端末側で設定を行うことができます。初期設定では「許可しない」設定になっておりますので、そのまま設定を変更しない方がよいでしょう。
- スマートフォンにアプリをインストールする際は、Androidなら「Google Play」、iPhoneは「App Store」といった公式アプリストアからダウンロードするようにしましょう。