12月2日の夕方に「+81 90 9712 7460」(「+81」は日本をしめす数字で最初の「0」がこれに置き換わることがあります。つまり「090 9712 7460」からのものです)からSMS(ショートメール)が。知らない番号です。
「【重要なお知らせ HD474】 SoftBank未払い料金お支払いのお願い。URL・・・」
と怪しいURLを添付しています。
これは詐欺業者のフィッシング詐欺のメールです。
詐欺SMS(ショートメール)の見分け方
SMSが届いた電話はソフトバンク契約ではありません。この電話番号に紐づけたソフトバンクの契約は一切ありません。ランダムな番号で大量に送っているのでしょう。
ソフトバンクでは、請求金額が確定したタイミングで請求金額を知らせるSMSのサービスがありますが、件名に「重要」の文字を使い、使用者の不安をあおるものはソフトバンクのものではありません。それはソフトバンクが公式サイトで注意を喚起しています。
また、高額請求やサービス利用停止警告など、ユーザーの不安をあおるような内容もソフトバンクのものではないと公式サイトが注意を喚起しています。
ソフトバンクを装った不審なSMSやメールに関するご注意 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク (softbank.jp)
詐欺SMSのURLを踏んでしまった場合
このメールはフィッシング詐欺を狙うものが多いとみられます。
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
もしここでURLをクリックすれば、My SoftBankに酷似したログイン画面でIDパスワードの入力を求められます。
これがフィッシング詐欺の目的なので、絶対にIDやパスワードを入れないで、すぐにそのページを閉じてください。
IDやパスワードを入力してしまった場合、不正アプリをインストールした場合
不正なサイトにIDやパスワードを入力してしまった場合は、速やかにパスワードを変更しましょう。
不正アプリのインストールを狙うものも
アンドロイドのスマホの場合は、不正なアプリ(「あんしんセキュリティ SoftBank」のアイコン)がインストールされることがあります。
ソフトバンクが正式に取り扱っているセキュリティアプリは「スマートセキュリティ powered by McAfee®」です。Google Playからのみインストールが可能です。「スマートセキュリティ powered by McAfee®」ではない「セキュリティ」を装うアプリは偽物ですのでインストールしないようにしましょう。
不正なアプリをインストールしてしまい、SMSや電話、連絡帳へのアクセス権限を与えてしまうと、犯罪者が悪用できるような状態になる危険性があります。怪しいアプリは絶対にインストールしないことが大事です。
もしインストールしてしまったらすぐに削除しましょう。そして、SMSやメール、電話などの履歴を開き、不正利用されていないかどうかを確認しましょう。
アンドロイドの場合、あらかじめ提供元が不明なアプリはインストールを許可しないよう端末側で設定を行うことができます。初期設定では「許可しない」設定になっておりますので、そのまま設定を変更しない方がよいでしょう。
- スマートフォンにアプリをインストールする際は、Androidなら「Google Play」、iPhoneは「App Store」といった公式アプリストアからダウンロードするようにしましょう。