24年2月中旬からNTTファイナンスを名乗る特殊詐欺国際電話、迷惑電話が急増しています。新しい特徴とともに急増しているのでお知らせします。
NTTファイナンス名乗る「+1」番号の国際電話が急増
これは以前からある特殊詐欺電話、迷惑電話で、NTTファイナンスも公式サイトのトップページで、NTTファイナンスを名乗る特殊詐欺電話に注意を喚起していました。
今回急増している特殊詐欺電話の新しい特徴は、国際電話を使っていることです。2月中旬以降全国の自治体や警察が特殊詐欺電話の注意喚起を強めています。
+18440・・・など、「+1」から始まる電話番号で伝言メッセージが残されています。
「+1」から始まる電話番号はアメリカかカナダです。
伝言メッセージで架空請求の手口
伝言メッセージを聞くと、男性の声で以下のようにアナウンスされました。
「NTTファイナンスより重要なお知らせです」
「現在ご利用中の電話回線にて未納料金が発生しているため法的措置
へ移行いたします」 「オペレーターにおつなぎする場合は①を押してください」
ここでガイダンスにしたがい、①を押すと身に覚えのない約30万円の架空請求をされたなどの事例があります。
この種の「+1」から始まる特殊詐欺電話にかけ直したところ、英語で「間違った電話番号にかけています。かけ直してください」とアナウンスされたという報告もあります。ただ国際電話なので、料金は高くかけ直さない方がよいでしょう。
国際電話での詐欺が急増する背景
昨年までは「050」で始まるIP電話からの詐欺電話、迷惑電話が多かったのですが、いま国際電話が増えています。
手口がIP電話から国際電話に変えている背景には、23年6月に政府がIP電話契約時に本人確認の義務化を発表したことがあると考えられます。
知らない国際電話に絶対にかけ直さない
伝言メッセージで「未納」「法的措置」などと言われると一瞬驚くものです。しかし、そこで絶対にオペレーターにつなぐボタンを押してはいけません。
国民生活センターでも、これらの事例を踏まえ、被害を防ぐために「電話で身に覚えのない未納料金を請求されても絶対に相手にせず、無視する」「非通知や知らない番号からの電話には出ない、かけ直さない」「不明な点があったら、事業者の連絡先を自分で調べ、問い合わせる」といったアドバイスを提示しています。
自動音声ガイダンスの回線利用停止通知は詐欺
NTTファイナンスでは自動音声ガイダンスを用いて契約状況に関する事項や回線の利用停止を通知することは行っていないと言っています。自動音声ガイダンスの回線利用停止通知は詐欺です。
この時期、確定申告での経費を精査する方、一人暮らしを始める方など、新しい生活を始める方が多くいらっしゃると思います。そこの変化のタイミングも狙われていると思います。
無視すること、消費者ホットライン「188」(いやや と覚えましょう)に電話して相談するなどの対策をとるとよいでしょう。
幸せって? 目の前のことと自分を大切に生きたい 〈OL ヒロミの一言〉
いつも思うのですが、こうした迷惑行為を緻密に考えて人をだます人は一時的にお金を手にしても自部の心は幸せを感じるのでしょうか。
わたしは超美女じゃなくても、モテモテではなくても、大金もちでなくてもすぐに幸せになれる時間があります。
いますぐスマホを手放して、目の前の人を大事にする、目の前の仕事を懸命にする、目の前のごはんをおいしく食べる、今日の睡眠時間を確保して味わう、そういうことができれば、他人がどう見ようとも、幸せな時間になると思っています。