23年夏のTBS日曜劇場VIVANTが第4話を終え、ずいぶんと展開が進みました。現時点の伏線回収、新事実、新たな伏線を書きます。
これまでも伏線について書きました。↓ ↓
-
参考TBS日曜劇場VIVANTの伏線 乃木(堺雅人)の行動
23年夏のTBS日曜劇場VIVANTが2週目を終えました。 事前の情報がほぼ明かされず始まったドラマ。始まってみると海外ロケの多さに主役級の豪華出演者が目立ちます。 2話まできてVIVANTという謎の ...
続きを見る
-
参考TBS日曜劇場VIVANTの伏線 野崎守(阿部寛)
23年夏のTBS日曜劇場VIVANTが2週目を終えた時点で伏線だと思われることを書きます。 前回は主に主演の乃木(堺雅人)がもつ伏線について書きました。↓ ↓ 今回は、乃木のとなりでほぼ主演と言えるほ ...
続きを見る
ドラマには「別班」が具体的に登場
第4話ではついに「別班」が出てきます。それもあの人物、乃木(堺雅人)が「別班」だったとは!
伏線回収 乃木の計量技は別班での訓練によるものか
乃木(堺雅人)は4話の最後で、自衛隊の別組織である「別班」であることが明らかになります。
第1話で砂漠で遭難する乃木を救った現地のアディエルとジャミーンの親子。ジャミーンのお菓子作りがうまくいかない様子をみて乃木は、計量の計りが壊れていることを見抜き、●●gとはこれくらいといって、自分の感覚でピッタリの食材の重さを伝え、お菓子作りを見事成功させる場面がありました。
この特技は、「別班」で火薬量などを正確に測る訓練をしたのではないかと思いましたがどうでしょうか。
新事実 乃木が野崎を騙していた
新事実として、乃木が「別班」であったということ。それが揺るがぬ事実であることを示すように、最後に同じく「別班」の黒須(松坂桃李)とともに会社の同期の同僚の山本(迫田)を闇に葬ります。
この時の乃木は時には法を超えてでも危機管理に冷徹に動く「別班」の一員であることが描かれます。
第4話の半分以上まで、野崎(阿部寛)はずっと乃木を甘く見て、2人で話したあとに微笑む場面が出てきます。甘く見ていることを印象づけるシーンです。
第3話まで野崎の凄腕が多く描かれ、それに比して乃木はただの「弱い、いい人」に描かれてきたわけですが、凄腕の野崎が実は、裏で冷徹な顔をもつ乃木に騙されていたわけです。この壮大な構図逆転には震える思いがしました。
野崎は「何かがおかしい」とまでは考えが進みますが、まだ乃木を疑うまではいっていない模様。
あれだけの凄腕が、全てその上をいく乃木を引き立たせる伏線だったといえます。
ネット上でも「もうラクダしか信じられなくなった」という声もありました。
さあ、いよいよ役所広司と二宮和也は何者か、「別班」につながるのでしょうか。
壮大な序盤を盛り上げ、全て底知れぬ乃木の引き立てとなってしまった野崎にお疲れ様と言いたい気持ちです。
新たな伏線 ジャミーンの直感は
4話の途中でジャミーンが乃木に心を開いてハグしてくる場面があり、薫(二階堂ふみ)は、「ジャミーンはいい人がわかる」とその直感を話します。
この場面までは乃木は完全にいい人でした。そこで違和感はなかったのですが、実は冷徹な「別班」でまわりの人間を騙していた。
ジャミーンの直感は今後どのように証明されるのでしょうか。こういう直感は大抵正しいものと思われますが。
現に最後で同僚の山本を自殺に見せかけ、葬るのですから、「いい人」だけとは思えません。今後が楽しみです。
物語は第5話から、さらにさらに核心に迫っていくようです。
過去回はU-NEXTで。今なら31日間無料!↓