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ドラマ「ブラッシュアップライフ」の伏線・疑問点

日テレ日曜22:30からのドラマ「ブラッシュアップライフ」の伏線・疑問点について書きます。

今回は下記の「2つ」について書きます。

① アリクイ→サバ→紫ウニは何をあらわすのか?

安藤サクラ演じる主人公の近藤麻美は、第1話途中で交通事故にあい死亡、第3話でまた交通事故で死亡、第6話でまた交通事故で死亡、第8話は落下物の事故にあい死亡。

その都度、バカリズム演じる死後案内所の受付係から来世の案内をされます。1周目の人生の来世は「グアテマラ南東部のオオアリクイ」、2周目の人生の来世は「インド太平洋のニジョウサバ」、3周目の人生の来世は「北海道の紫ウニ」と案内されます。

麻美はそのたびに人生のやり直しができることも聞き、人生のやり直しを選び、ついに4周目の来世は「人間」と言われました。でもまたやり直しを選び、受付係から「今度が最後です」とも告げられます。

それぞれの寿命との関係

死後案内所の受付係が伝える「アリクイ」「サバ」「紫ウニ」にはどんな関係があるのでしょうか。数値的関係として寿命を考えました。寿命ではオオアリクイは14年、サバ6-7年、紫ウニ9年なので、麻美が「よりよい来世」を願っての徳を積む努力は寿命という結果には結びつかなかったようです。

名前の文字の頭文字との関係

第3話で来世は「サバ」と告げられたときに、ネット上では名前が「あ」「さ」「み」なので、「アリクイ」「サバ」と名前の頭文字と来世が重なるのではという予想がでました。しかし、第6話では「紫ウニ」とでましたので、その予想は外れたようです。

 

名前の文字数とやり直せる回数の関係

また、ネット上では「あさみ」と3文字なので「3回までやり直せるのでは?」という予想もありましたが、三浦透子演ずる河口美奈子が第7話で「8周目です」と明かしているので名前の文字数とも関係なさそうですね。

いいか悪いかは「人間目線」でしかない

麻美が死後案内所の受付係から人生2周目の来世が「サバ」と告げられたときに、「アリクイ」を告げられてから「私はかなりがんばったのですがサバですか?」と聞いたときに、受付係は生まれ変わる生命に序列はないのです」「カブトムシだった方はカブトムシを希望されますし、カラスだった方はカラスを希望されます」と答えます。ここは深いと思いました。

確かに、ドラマ中で悪い行い(不倫や成人式乱入など)をする人に「来世はギョウチュウだ」だとか「来世は微生物だ」とかいろいろ語られますが、どれも人間目線だと気づかされます。

「いいか悪いか」は人間目線でしかないのだと気づかされる話でもあります。

受付係がいう「ただ希望している生命に生まれ変わるにはそれなりの得が必要なのです」という答えがこのドラマの軸になり、面白さになっていると思いました。

 

元カレはどうして成功したのか?

松坂桃李演じる麻美の元彼、田邊勝とは麻美の1周目の人生の大学時代に付き合い、田邊がギャンブルにハマり職を転々とするなかで麻美から5万円の借金をしたまま別れることになります。

麻美なしの田邊は「年商10億」 (麻美人生2周目で知る)

麻美の2周目の人生では、大学で田邊とは学部も離れ距離をとり付き合いません。しかし、麻美は、大学卒業後働き始め、薬局を訪れた麻美が、たまたま開いたビジネス雑誌で、田邊が年商10億の実業家として紹介されているページを発見し、驚きます。

雑誌には「僅か1年で年商10億円 ヴィジョンドリブンで世界を変える革命児 田邊勝」と見出しが立っています。ちなみに雑誌名は「東洋経済」そっくりの表紙デザインで「東洋経営」となっていました。

「麻美と2カ月」の田邊は「年商9億」に (麻美人生3周目)

麻美は3週目の人生で、またやさしく声をかけてくる田邊と付き合います。頭には「年商10億になる男」の思惑もありますが、付き合いはじめて「ギャンブルは禁止」など強くもとめすぎて2カ月で田邊から別れを告げられます。その後、3周目と同じ薬局で「東洋経営」を開くと今度は田邊が同じページで「年商9億」となっていました。

わずか2カ月付き合っただけで年商が1億下がっていることに、ネット上でも麻美どれだけ運気を下げる女性かと話題になりました。。

 

 

麻美と長く付き合った田邊は「文無し」に (麻美人生1周目)

田邊のもともとのポテンシャルが年商10億として、2カ月で1億下がるということは、20カ月、つまり麻美と1年8カ月付き合えば年商ゼロになるという見方も。実際1周目ではそれぐらいの期間をつきあって最後は田邊は借金までしたのですから。ここで田邊のもともとの人生と麻美との関係がしめされました。

考察 田邊はどんな内容で成功したのか

ちなみに、田邊はどんな内容で成功したのでしょう。ギャンブル好きとともに3周目の人生でゲーム好きなことも描かれていました。しかし、この時期のゲームはテレビにつないで遊ぶものでした。

私の推測ですが、麻美の生まれたのは第1話で1989年10月と出てきます。大学卒業で働き始めるころは2010年代前半です。田邊も同年代です。

2010年代前半に一気にゲーム界を変えるものにはスマホゲームがあります、2012年パズドラ(ガンホー)発売、2013年にモンスト(ミクシィ)発売、2014年ディズニーツムツム公開(コロプラ)とスマホゲームの大ヒット作が登場し後にガンホー、コロプラ、ミクシィはスマホゲーム御三家と言われるようになります。

私の考察

私は、田邊はこの時代にスマホゲーム関連でヒットを出したのではないかと考察しました。ゲーム好きなことからアイデアがでてゲームを開発し成功する。それが元々の人生だったのが、麻美と付き合うことでゲームをする時間が少なくなる。どんどんゲーム発表の時期が遅れる。麻美と付き合わなければ年商10億、2カ月付き合えば年商9億、2年付き合えばゲーム開発する時期を逸して文無しに。そんな予想もなりたつのではないでしょうか。

実際、時期は少し前になりますが、堀江貴文氏が東大生時代は競馬ばっかりやってたのちに、プログラムを身につけ、企業し成功していった実例もあります。

田邊に目もくれず別の雑誌を手に (麻美人生4周目)

麻美は4周目の人生で例の薬局で「東洋経営」を麻美はみません。それぞれの人生という麻美の成長と描かれます。これで田邊はもうでてこないでしょうが、人とのかかわりの意味が味わい深く描かれてるのだなと思いました。

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ブラッシュアップライフはバカリズム脚本で、伏線回収の面白さが話題になっています。引き続き、伏線と疑問点を書いていきます😊✨

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会社員やまだ

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