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光る君へ 第33話 式部誕生 まひろの人間力と道長の誠実さ

光る君へ 第33話 「式部誕生」を観ました。

いくつか印象深かったことを書きます。

台風10号大きかったですね 大丈夫だったですか?

まひろは中宮の住む藤壺で帝に読んでもらう物語(後の源氏物語)を書くことになります。

人間力で藤壺でもすぐに存在感しめすまひろ

ここで慇懃な態度で接する女性の貴族から陰口や冷笑といった最初の洗礼を受けるわけですが、すぐにまひろの方が人間力が高いことが自然に描かれたように思います。

女性貴族のリーダー格の人物が夜はいびきをかく、全体として世間知らずで気が回らない、陰口が多いなどのなかでまひろは違和感をもちますが、やがて中宮から「本当は青い色が好き」という言葉を聞き出したり、中宮が帝の関心ある物語に自分も興味をしめしたことに物語を語って聞かせるなど、そのやさしさと才能で中宮の心をつかんでいきます。

まわりの女性貴族たちは中宮の表面だけみて「うつけ」と陰口しているが、まひろは「中宮様は言葉に出ないだけで豊かなものをお持ち」と人物の内面をつかむ力を発揮しています。そして、物語は一条天皇の心をつかみ、中宮と一条天皇の信頼を得るようにまで一気に存在感を高めます。こ

れらはまひろが幼いときから母や友を亡くして苦労し、また学び、道長と民が大事にされる政を約束し、身近な人たちの愛情に気づき成長してきたこと、そして激しく好意をもちながら別の場で尊敬しあって生き、共通の秘密をいくつももつ道長との関係もまひろの人間力につながっているように思います。

源氏物語のチョイ出しも天皇、中宮の心との関係で新鮮に

源氏物語は光源氏というモテまくる男性が主人公でその恋多き姿がたくさん描かれますが、今回の話のなかで、まひろが中宮に内容を聞かせるときに、主人公の美しい男子はまわりから「光る君と呼ばれました」と語り、その君が笛が上手という設定に「まるでお上のよう」と中宮の心をつかみます。

以前、中宮は一条天皇が笛を吹いて聞かせたときにそちらを向かなかったことに一条天皇が「なぜこちらをみない?」と聞き、それに中宮は「笛は耳で聴くものでございます」と答えて一見かみ合わないときがありましたが、実は中宮はよく聴いていたのではないかと思いました。中宮は一条天皇のことに好意をもって知りたいと思っているのだと今回の話でよくわかりました。

また、まひろが一旦実家に帰って弟に源氏物語の部分を聞かせると「面白い」と言われました。そこには恋のもつれで動揺する男の姿が描かれていました。きれいな華やかな世界を描いた枕草子に対して、人間の欲求や葛藤を描いた源氏物語が受けた理由が少しずつ見えてくるようでした。

一条天皇は、まひろに最初は自分のことを書かれているようで腹が立ったが、読むうちに心をつかまれたことを語り、これを多くの人に読ませたいとまで話すようになります。若い頃、清廉潔白な面が強かったまひろがさまざまな経験をするなかで「おかしきこと」が面白いと気づいていった人生でした。人の本性に迫る源氏物語のヒットぶりがこれから描かれることが楽しみです。

道長がまひろに贈った扇にはあの風景が

道長が賭けとして一条天皇に届けた源氏物語は天皇と中宮の心をつかんでいきます。道長は今回の最後にまひろにお礼として扇を贈りました。そこには青い着物の男子と紅の着物の女子、空には鳥が飛んでいました。ここで第1話のまひろと三郎(のちの道長)の初対面の場面がでてきます。

幼いときから物語をつくって聞かせたまひろ、鳥はかごの中でなく自由な方がよいのだと語った三郎、あの場面は二人にとっての出会いで、あの扇はそれをずっと忘れていなかったという道長の告白であり、ずっとあなたが自分にいるということをしめす誠実さだと思いました。

道長は場面、場面でまひろとの思い出を語ります。まひろは全部それをわかって聞きます。この二人はやはり特別な関係なのだと思い素敵だと思いました。

 

会社員やまだ

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