毎週、日曜日の夜は20時からNHK大河ドラマ「光る君へ」を見るのが楽しみです。
「光る君へ」第11話「まどう心」では、道長の変化が気になりました。
権力のトップめざしはじめる道長
道長(柄本佑さん)はこれまで、無欲で父や兄のような権力志向とは縁遠い、けがれなき人柄で描かれていました。しかし、前回のまひろの願いを受け止めて、都で政(まつりごと)を担える位置まで上り詰めて正しい政をする方向に生き方を変えたようです。
この回の前半で、花山天皇追い落としのクーデターを成功させた藤原一族は、幼い次の天皇の即位を成功させます。その場面で、花山天皇支持派のたくらみか、子の生首が即位を行う部屋に置かれていました。道長はそれを「鴨川に捨ててこい」「他言すると命はない」と言って、自分の袖で血をふいて即位をそつなく行うのです。ここには、自らが権力に上るためにやるべき行動を着々とすすめる姿が描かれていたように思います。
花山院の情念を描いた北斗七星
天皇を追い落とされた花山院(本郷奏多さん)は失意のなか播磨へ移りますが、彼が渾身の祈祷を唱えるなかで数珠が解けて散らばります。その数珠が天皇の背に描かれた北斗七星の形をしていたのでした。
花山院の最後の思いは天に届いたということでしょうか。彼が全力をつくしたとしても藤原一族が上手だったということが描かれていたのだと思います。
エレキギターをバックに官能場面再びかと思いきや。。
この回の後半で、道長からまひろに「あの場所で会おう」と誘いがあり、まひろもうれしそうに場所に向かう。そのときに何か官能的な(?)印象的なエレキギターのBGMが流れ、二人が再開。すぐに濃厚なキスを繰り返し、熱い思いが伝わりましたが、その後です。
道長が前回のまひろの言葉を自分なりに考え、自分は遠くの国に行かず都で政をやること、まひろに妾(しょう)になってほしいと告げる。しかし、まひろは正室ではだめなのかと聞くが、道長は父が拒絶するまひろを正室にはできないことを念頭に妾でも一番愛するといいますが、お互いの願いは平行線に。
道長は怒り、帰ってしまいます。三郎のころは「怒るのが嫌いなのだ」と話していた道長があの怒りようは大きな変化を感じました。
しかし、好きあっている二人が二人っきりで会ってキスまでしたのにそこで帰るとは。。道長にとってまひろは精神的なよりどころだったのだなあと思いました。
もし直秀が見ていたらまた「帰るのかよ」とつぶやきそうだと思いながら、わたしも「帰っちゃうのね」とつぶやいていました。
「光る君へ」をはじめ多くのドラマや映画を楽しむためにU-NEXTをおすすめします。
U-NEXT 今なら31日間無料!↓ 無料期間に解約すれば無料ですよ!
無料ではありませんが「光る君へ」も見られます。
U-NEXTは観られる映画の数も非常に多いのがメリットです。例えば昨年秋に公開された新垣結衣さん主演の話題作「正欲」ももう観られますよ。わたしもU-NEXT楽しんでいます。