私は、若い頃からいびきが大きく、家族にはもちろん、友人と同じ部屋で寝る機会にも多大な迷惑をかけていました。
そのことに気づいたのは、結婚して妻から「とにかくいびきが大きくてひどい」と何度も言われたり、蹴とばされたりしてからでした。
その改善にとりくみ、効果を感じていることを書きます。
口の奥を手術
まず、iPhoneアプリ「いびきラボ」でいびきを計測しはじめると、「激しいいびき」を示す真っ赤なグラフが高く、大きな改善を考えました。
ネットで調べると、口の奥の口蓋垂(こうがいすい)という、俗にいう「のどちんこ」が長い人はいびきが出やすいので手術で切ればいびきが改善されるという情報を知りました。
そこでネットでいくつかの病院を検索して、「約10分のいびき治療 もういびきに悩まない!」と書いている病院を定め、検査を受けに行きました。
やはり私の口蓋垂は長いということで切除することにしました。
レーザー治療当日。大きく口をあけられ、部分麻酔をうけ、目にはガーゼをあてられ、とにかくまぶしい光をうけ、レーザーで口蓋垂を切除してもらいました。
医師の指示に従い大口を開けて「あーーー」と言い続けます。麻酔をうけているので、痛さや熱さは感じませんでしたが、焼き肉を焼いたときの焦げた匂いはしました。
先生は手慣れておられ、助手の看護師さんもずっと横にいてくれたため、不安ではありませんでした。
10分ほどで、口蓋垂の一部が切除され、手術は無事に終わりました。
切除された口蓋垂も見せてもらいました。事情はあるといえ、自分の体の一部を切り取られたことは複雑な思いもしました。口蓋垂とはそこでお別れなのでこれまでの感謝を胸に手を合わせて見送りました。
それから一週間は飲食時に喉が痛くてたまりませんでした。
しかし、普通に仕事には出勤し、日常生活はできました。初診料、手術代などふくめ、保険診療ありで4万円ほどでした。
1週間後にまた病院で診察を受け、問題なしということで徐々に痛みはなくなりました。
喉が落ち着いてからはいびきの数値は大きく下がりました。ずいぶん、眠りが深くなったようで体は楽になりました。
のどスプレーと口閉じテープで対策
しかし、まだいびきは続いています。のどスプレ―と口閉じテープをすると若干いびきが小さくなるようです。
のどスプレ―は「イビキスト」を使っています。5回ほどのどにかけるとすっきりします。
口閉じテープは市販のものをいろいろ試しましたが、剥がれやすいものが多かった印象です。いまはネット通販で購入しているX状の形状の口閉じテープを使っており、私の感想ではこれがもっともはがれにくく朝まで役割を発揮してくれています。
現在はこれぐらいまでいびきは減るようになりました。
横に眠るグッズが必要か
いびき改善の途中、横に眠る枕も購入しましたが、どうも寝ている間に仰向けになってしまいます。
今後、さらに改善するために横に寝られるランドセル型の就寝グッズなどにも挑戦しようかと思います。