2022年12月25日に「+81 80 6059 6462」(「+81」は日本をしめす数字で最初の「0」がこれに置き換わることがあります。つまり「080 6059 6462」からのものです)から、「【国税庁12月25日】重要なお知らせ、必ずお読みください。URL…」というSMS(ショートメール)が送られてきました。
仕事中にショートメールに気づくのも神経を使いますが、それがこの手のものだと集中力を奪われた気がします。
これは詐欺業者のフィッシング詐欺のメールです。
詐欺SMS(ショートメール)の見分け方
国税庁は公式ホームページにおいて、「国税庁(国税局、税務署を含む)では、ショートメッセージによる案内を送信しておりません」と明記しています。
国税庁を名乗るショートメールでの案内は詐欺メールです。
詐欺SMSのURLを踏んでしまった場合
このメールはフィッシング詐欺を狙うものが多いとみられます。
フィッシング詐欺とは、送信者を詐称した電子メールを送りつけたり、偽の電子メールから偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、クレジットカード番号、アカウント情報(ユーザID、パスワードなど)といった重要な個人情報を盗み出す行為のことを言います。
もしここでURLをクリックすれば、宅配業者に酷似したログイン画面でIDパスワードの入力を求められます。
これがフィッシング詐欺の目的なので、絶対にIDやパスワードを入れないで、すぐにそのページを閉じてください。
IDやパスワードを入力してしまった場合、不正アプリをインストールした場合
不正なサイトにIDやパスワードを入力してしまった場合は、速やかにパスワードを変更しましょう。
不正アプリのインストールを狙うものも
アンドロイドのスマホの場合は、不正なアプリがインストールされることがあります。
アンドロイドスマホのセキュリティアプリは「スマートセキュリティ powered by McAfee®」です。Google Playからのみインストールが可能です。「スマートセキュリティ powered by McAfee®」ではない「セキュリティ」を装うアプリは偽物ですのでインストールしないようにしましょう。
不正なアプリをインストールしてしまい、SMSや電話、連絡帳へのアクセス権限を与えてしまうと、犯罪者が悪用できるような状態になる危険性があります。怪しいアプリは絶対にインストールしないことが大事です。
もしインストールしてしまったらすぐに削除しましょう。そして、SMSやメール、電話などの履歴を開き、不正利用されていないかどうかを確認しましょう。
アンドロイドの場合、あらかじめ提供元が不明なアプリはインストールを許可しないよう端末側で設定を行うことができます。初期設定では「許可しない」設定になっておりますので、そのまま設定を変更しない方がよいでしょう。
- スマートフォンにアプリをインストールする際は、Androidなら「Google Play」、iPhoneは「App Store」といった公式アプリストアからダウンロードするようにしましょう。