──最後の“人生ドライブ”が胸を温めてくれる一本でした。
こんにちは、宮田まおです🌿
今日は、観終わったあと心がじんわり温かくなった映画、
**『TOKYOタクシー』**のお話をします。
倍賞千恵子さんと木村拓哉さん。
この二人の名前だけで胸が高鳴る作品ですが──
映画が描いたのは派手さではなく、
“人生の最後をどう生きるか”という静かなテーマでした。
💓あらすじ(ネタバレなし)
タクシードライバーの宇佐美浩二(木村拓哉さん)は、
ある日神奈川の高齢者施設へ向かう
85歳のマダム・高野すみれ(倍賞千恵子さん)を乗せます。
「東京の見納めがしたい」
そう告げられた浩二は、
思い出の地を巡る寄り道に付き合うことに。
その車内で語られる
すみれの壮絶な人生。
そしてそれを静かに受け止める浩二──。
映画は “人生の終盤にもう一度輝く時間” を描いていました。

🌼 人は“誰と過ごすか”で人生が変わる
すみれの過ごしてきた人生は壮絶でした。
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戦争
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夫からのDV
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息子との断絶
その傷がまだ胸の中に残っている。
けれど、そんな彼女が浩二に心を開いたのは、
浩二がちゃんと向き合ってくれたから。
“構ってくれない世界の中で、
誰かが真正面から話を聞いてくれる”
ただそれだけで、人は生き返るんだと感じました。
💍 宇佐美浩二は、ただの運転手じゃなくて“優しさのプロ”
浩二は大きな存在ではなく、
普通に悩む庶民として描かれています。
大学資金に悩み、
夫婦生活に疲れ、
妻に“愛している”と言えない男。
でも──
だからこそ響くのです。
すみれに“愛していると言いなさい”と促された時、
映画は私たちにも問いかけてきます。
大切な人に、大切な言葉をちゃんと伝えてる?
まおは胸が刺さりました。
❄️ 横浜ベイブリッジのシーンがすべてだった
すみれは息子への罪の意識から、
「死ねばよかった」
そんな言葉まで口にします。
その時、浩二が言うんです。
「生きているから、
こんな景色を見られるんですよ」
雪の舞う窓。
蒼井優さん演じる若い頃のすみれが
そっと現在のすみれに寄り添う。
その瞬間──
まおは泣きました。
生きることそのものが償いなんだと、
許しなんだと、
あのシーンが教えてくれるから。
🌸 物語と俳優が重なり合う奇跡
映画は葛飾柴又から始まります。
そこは、倍賞千恵子さんが
「男はつらいよ」で人生を刻んだ土地。
だから、
すみれという役と、
倍賞さんの人生が重なって見える。
映画の中と外が
静かに繋がっていく感覚。
そして、
声だけ出演の明石家さんまさん、
さらにエンドクレジットで大竹しのぶさんの名前。
もう、胸いっぱいでした。
🌱 まおの余韻メモ
観終わって思ったこと。
人と過ごす1時間は、
ただの1時間じゃない。
誰かの人生を聴く時間は、
その人の心の景色を変えていく。
浩二にとって
すみれとのドライブは“仕事”ではなく
“人生の贈り物”になった。
そしてすみれにとっても、
最後の東京は、
“孤独じゃない時間”になった。
まおも、
人と向き合う時間を
もっと大切にしたいです。

📍こんな人におすすめ
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心温まる映画が観たい人
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大切な人と向き合いたい人
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人生の晩年を描いた良作が好きな人
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東京の景色が好きな人
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倍賞千恵子さんが好きな人
最後に──
今日もまおの余韻シネマを読んでくれてありがとう。
映画って、
人を大切にしたい気持ちを思い出させてくれますね。
また金曜20時に会おうね🌙✨
ハイタッチしていく?🤝💫💕