こんにちは、宮田まおです🌿
今日は大ヒット中の映画 『爆弾』 のお話です。
予告編の印象とは全然ちがって、
観終わったあと「これは…人間の映画だ」と静かに胸を掴まれました。
取り調べ室という狭い空間で、
人の“弱さ”と“強さ”がこんなにあらわになるなんて。
🔍 『爆弾』ってどんな映画?(ネタバレなし)
主人公のスズキタゴサク(佐藤二朗さん)は、
いわゆる“社会で相手にされにくいタイプ”に見える男性。
・覇気がない
・冴えない
・警察に来てもとぼけた返事
・何を考えているのかわからない
でも、彼の言葉どおりに東京で爆発が起きていく。
まるで“謎かけ”のように。
対する刑事・類家(山田裕貴さん)は、
どんな状況でも真剣に、冷静に立ち向かう人。
この二人の
静かな頭脳戦 が、映画のすべてを引っ張っていきます。
🧩 見た目も態度も冴えないのに…スズキの言葉は誰より鋭い
スズキはふざけているようにも見えるけれど、
映画は彼の“弱さ”も“痛み”も丁寧に描きます。
・ちょっとした挫折で転落してしまう脆さ
・恥ずかしいことから目をそらせず落ちていく苦しさ
・誰にも認められず孤独になる現実
その弱さが、まるで“爆弾”そのものみたいでした。
佐藤二朗さんだからこそ出せる、
哀しみと狂気と優しさの混ざった芝居が本当にすごい。
⚖ 類家の「俺は逃げないよ」が胸に残る
予告編の類家は怒ってばかりだけど、
本編ではまったく印象が違います。
彼はずっと冷静で、誠実で、真正面から“人間”と向き合う。
「俺は逃げないよ、残酷からも、綺麗事からも」
この一言に、まおは泣きそうになりました。
スズキが
「みんな死ねばいい」と投げやりに呟くのに対し、
類家は腐らず、人を信じる道を選ぶ。
この対比が本当に美しい。
🪞 この映画のすごさ|弱さも、強さも、切り捨てない
『爆弾』は“社会の外側に落ちる人”を
ちゃんと正面から描いている映画です。
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転落する瞬間
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情けなさ
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恥ずかしさ
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誰にも言えない弱さ
これを一切ごまかさず、
でも残酷にもならず、
“人としての尊厳” を残したまま描いてくれる。
とても誠実な映画でした。
🎥 こんな人に刺さります
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人間ドラマが好き
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サスペンスが好き
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心が弱っている時
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誰かに「大丈夫」と言ってほしい
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真面目に生きようとしている人を応援したい
🔗視聴サービス
※2025年12月時点:配信はまだ始まっていません。
公開劇場での鑑賞または今後のVOD配信待ちになります。
🌿 まおの余韻メモ

観終わったあと、静かに深呼吸したくなりました。
人って、弱くて強くて、あいかわらず不器用で。
でもそれでも、また明日に向かっていく。
映画って、こういう“心の小さな灯り”を思い出させてくれるよね。
今日も読んでくれてありがとう。
ハイタッチしていく?👋💫💫💕